令和8年3月4日、京都府教育委員会より令和8年度(2026年度)京都府公立高等学校入学者選抜(中期選抜)の志願者数が発表されました。
この記事では、最新の出願データをもとに、全体の傾向や倍率の高い人気校、地域別の注目ポイントをわかりやすく解説します。中期選抜を控える受験生・保護者の方はぜひ参考にしてください。
中期選抜の出願状況【全体概要】
まず、令和8年度中期選抜の全体像を確認しましょう。
| 項目 | 令和8年度 | 令和7年度(昨年) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 公立中学校卒業予定者数 | 18,352人 | 18,459人 | △107人 |
| 出願者数(全日制+定時制) | 5,245人【28.6%】 | 5,737人【31.1%】 | △492人【△2.5%】 |
| うち全日制 | 5,160人【28.1%】 | 5,635人【30.5%】 | △475人【△2.4%】 |
| うち定時制 | 85人【0.5%】 | 102人【0.6%】 | △17人【△0.1%】 |
公立中学校の卒業予定者数は18,352人で、昨年度から107人減少しています。中期選抜の出願者数も5,245人と、昨年度の5,737人から492人の大幅減少となりました。出願率は28.6%で、昨年度の31.1%から2.5ポイント低下しています。
課程・学科別の倍率一覧
中期選抜全体の倍率は0.81倍(昨年度0.89倍)となりました。課程・学科別の詳細は以下のとおりです。
| 課程・学科 | 募集定員 | 前期選抜等合格者数 | 中期選抜募集人員 | 志願者数 | 倍率 | (昨年度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 全日制 普通科等 | 7,886 | 2,478 | 5,408 | 4,891 | 0.90 | 0.98 |
| 全日制 専門学科 | 1,409 | 889 | 520 | 266 | 0.51 | 0.64 |
| 全日制 総合学科 | 260 | 140 | 120 | 3 | 0.03 | 0.12 |
| 全日制 計 | 9,555 | 3,507 | 6,048 | 5,160 | 0.85 | 0.94 |
| 定時制 計 | 520 | 65 | 455 | 85 | 0.19 | 0.22 |
| 合計 | 10,075 | 3,572 | 6,503 | 5,245 | 0.81 | 0.89 |
全日制の普通科等は0.90倍と、昨年度の0.98倍からさらに低下。専門学科は0.51倍、総合学科は0.03倍となっています。
倍率の高い人気学科 TOP5
中期選抜で倍率が高かった学科のランキングはこちらです。
| 順位 | 学校名 | 学科等 | 倍率 | (昨年度参考) |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 田辺高校 | 自動車科 | 1.89倍 | 1.33倍 |
| 2位 | 工業高校 | 電気テクノロジー科 | 1.73倍 | 1.09倍 |
| 3位 | 桂高校 | 園芸ビジネス科 | 1.50倍 | 0.67倍 |
| 4位 | 城南菱創高校 | 普通科[単位制] | 1.40倍 | 1.30倍 |
| 5位 | 開建高校 | ルミノベーション科 | 1.32倍 | 1.72倍 |
桂高校 園芸ビジネス科は、昨年0.67倍から一転、1.50倍に上昇しました。
京都市・乙訓地域の注目校
京都市・乙訓地域の主要校の倍率を見ていきましょう。
| 学校名 | 学科 | 中期選抜募集人員 | 志願者数 | 倍率 | (昨年度) |
|---|---|---|---|---|---|
| 日吉ケ丘 | 普通[単位制] | 168 | 216 | 1.29 | 1.32 |
| 鴨沂 | 普通 | 168 | 207 | 1.23 | 1.41 |
| 桃山 | 普通 | 196 | 241 | 1.23 | 1.19 |
| 洛北 | 普通[単位制] | 112 | 135 | 1.21 | 0.99 |
| 山城 | 普通[単位制] | 224 | 268 | 1.20 | 1.10 |
| 堀川 | 普通 | 56 | 66 | 1.18 | 1.30 |
| 紫野 | 普通 | 140 | 164 | 1.17 | 1.38 |
| 嵯峨野 | 普通 | 84 | 96 | 1.14 | 1.30 |
| 鳥羽 | 普通[単位制] | 112 | 125 | 1.12 | 0.89 |
| 桂 | 普通 | 196 | 215 | 1.10 | 1.09 |
日吉ケ丘高校(1.29倍)が京都市内の普通科系ではトップ。
続いて鴨沂(1.23倍)、桃山(1.23倍)が人気を集めています。
洛北高校は、昨年度の0.99倍から1.21倍へと大きく上昇。鳥羽高校も昨年度0.89倍から1.12倍に回復しています。
一方、洛水(0.25倍)、西乙訓(0.21倍)は大きく定員割れしている状況です。
山城地域の注目校
| 学校名 | 学科 | 倍率 | (昨年度) |
|---|---|---|---|
| 城南菱創 | 普通[単位制] | 1.40 | 1.30 |
| 田辺 | 普通 | 1.26 | 1.26 |
| 南陽 | 普通 | 1.09 | 1.10 |
| 東宇治 | 普通 | 1.03 | 1.09 |
| 西城陽 | 普通 | 0.92 | 1.07 |
| 城陽 | 普通 | 0.85 | 0.84 |
| 久御山 | 普通 | 0.78 | 1.22 |
城南菱創が1.40倍で山城地域トップ。田辺高校の普通科は昨年と同じ1.26倍を維持しています。
久御山高校は昨年度の1.22倍から0.78倍に大きく低下しており、注目すべき変化です。
口丹・中丹・丹後地域の状況
| 学校名 | 学科 | 倍率 | (昨年度) |
|---|---|---|---|
| 亀岡 | 普通[単位制] | 1.18 | 1.01 |
| 工業 | 電気テクノロジー科 | 1.73 | 1.09 |
| 工業 | 機械テクノロジー科 | 1.27 | 0.73 |
| 西舞鶴 | 普通 | 0.93 | 0.99 |
| 綾部 | 普通 | 0.87 | 1.15 |
| 宮津天橋(宮津学舎) | 普通[単位制] | 0.87 | 0.82 |
| 峰山 | 普通 | 0.93 | 0.98 |
| 福知山 | 普通 | 0.85 | 0.62 |
亀岡高校が1.18倍で口丹地域の普通科トップ。昨年度の1.01倍から上昇しています。
福知山高校は昨年度の0.62倍から0.85倍に回復した点が注目です。
一方、綾部高校は昨年度の1.15倍から0.87倍に低下しています。
令和8年度中期選抜の全体的な傾向
① 出願者数の減少が続く
卒業予定者数が107人減少していますが、出願者数は492人減と、それ以上のペースで減少しています。私立高校への進学志向の高まりや、前期選抜での合格者増加が背景にあると考えられます。
② 専門学科・総合学科の低迷
全日制の専門学科は0.51倍、総合学科は0.03倍と極めて低い倍率です。ただし、一部の専門学科は高倍率(田辺 自動車科1.89倍、工業 電気テクノロジー科1.73倍)であり、学科によって人気の差が非常に大きくなっています。
③ 昨年度から倍率が大きく変動した学校に注意
倍率は年度によって大きく変動します。今年度の主な変動校は以下のとおりです。
| 学校名 | 学科 | 令和8年度 | 令和7年度 | 変動 |
|---|---|---|---|---|
| 桂 | 園芸ビジネス | 1.50 | 0.67 | ↑ +0.83 |
| 工業 | 電気テクノロジー | 1.73 | 1.09 | ↑ +0.64 |
| 田辺 | 自動車 | 1.89 | 1.33 | ↑ +0.56 |
| 久御山 | 普通 | 0.78 | 1.22 | ↓ -0.44 |
| 開建 | ルミノベーション | 1.32 | 1.72 | ↓ -0.40 |
| 洛水 | 普通 | 0.25 | 0.71 | ↓ -0.46 |
今後の日程
| 日程 | 内容 |
|---|---|
| 令和8年3月6日(金) | 学力検査等 |
| 令和8年3月17日(火) | 合格者の発表 |
中期選抜に向けてのアドバイス
学力検査まであとわずかです。残りの時間を有効に使うために、以下のポイントを意識しましょう。
倍率に一喜一憂しない
倍率はあくまで志願者数の目安です。実際の合否は当日の学力検査の得点で決まります。
倍率が高いからと焦る必要はありませんし、低いからと油断もできません。自分のやるべきことに集中しましょう。
残り2日間でできること
新しい問題に手を出すよりも、これまで間違えた問題の見直しと基本事項の最終確認に時間を使いましょう。
過去問で見つけた弱点を重点的に復習するのが効果的です。
体調管理を最優先に
試験前日は十分な睡眠をとり、当日は余裕を持って会場に向かいましょう。体調万全で臨むことが、最大のパフォーマンスを発揮する秘訣です。
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