セカンドキャンパス 高見塾長の勉強法指南
確実に覚えるための暗記の技術
受験生ともなると、毎日毎日いろんなことを暗記しないといけません。 大学受験の際に、「社会やったら暗記すればええだけやん」と、数学を避けて社会で勝負という人が世の中には結構いるんですが、人間、それほど簡単に何でも覚えられるものではないです。
かくいう塾長も、最 近どうも物事が覚えられなくなってきております。 10年ほど前は、近くの中学校の何年何組の担任の先生は?というと即答できたものですが、最近はそのあたりちょっと怪しくなりました。
年齢のせい、とは思いたくありませんので、気合を新たに修行するつもりです。
今日はそんなわけで、英単語や歴史の暗記をしなければならない人に、 どうやったら覚えられるか、ということをお伝えしようと思います。
ポイントは、「複数の手段を組み合わせること」だとお考えください。
時間をかけているのになかなか覚えられない人は、やり方が単調になってしまっていることが多いんです。
たとえば「単語帳をながめているだけ」。5~6分それだけやっていたら、覚える前に眠くなりそうです。
そして「何度も書くだけ」。ながめるだけに比べたらやっている感はありますが、いつのまにか手の運動になっていて頭に入ってないことが多いです。
これは、2つ組み合わせて、「覚えるページを1分間じっと見て頭に入れる。その後、覚えたことを紙に書き出して確認する」という プロセスの繰り返しにすると効果が上がるようになります。
僕もおおいに経験があるのですが、集中力が下がってきてしんどいな~、という状 態で暗記をしていると、見るだけ・書くだけといった単調な作業になってしまうことがよくあるんです。そういう時は、「じっくり読む・書いて確認・問題を解く」これらのバランスを見直して、変化をつけながら勉強するのが得策です。
もうひとつ、要点だけ抜き出して覚えようとすると、効率的なように見えて、なかなかうまくいきません。歴史であれば、人名や単語だけ抜き出して覚えるよりも、それらのつながりを理解しながら頭に入れていくことです。
僕はこないだ、歴代天皇の名前を覚えようとしたんですが、 名前だけ並べていくのと、それぞれの時代の政治の動きなどを調べながらたどっていくのとでは、定着度が全然違いました。
僕自身も試行錯誤しつつ、効果のあがる暗記のしかたを追求していこうと考えています。