京都の公立高校の中期選抜が終わり、合格発表は3月17日。約10日間の「待ちの時間」が始まりました。
この期間、一番そわそわしているのはお子さん本人です。でも実は、保護者の方も相当な不安を抱えているのではないでしょうか。「大丈夫だったかな」「あの子、何も言わないけど……」と気になって仕方がない。その気持ちはよくわかります。
ただ、この時期の声かけは、思っている以上にお子さんの心に影響します。よかれと思って言った一言が、かえってプレッシャーになることも少なくありません。
この記事では、合格発表までの期間に保護者が避けたほうがいい声かけを3つ取り上げます。そのうえで、どんな言葉なら安心感を与えられるのかも一緒に考えていきます。
NG声かけ①「大丈夫だった?何点くらいだった?」
なぜこの言葉が良くないのか
試験から帰ってきたお子さんに、つい最初に聞いてしまう言葉です。保護者としては心配だから聞いているだけなのですが、お子さん側からすると「結果を問い詰められている」ように感じることがあります。
特に手応えがなかった子にとって、この質問はかなりつらいものです。うまく答えられなくて黙り込んでしまったり、「別に」「知らん」と突き放すような返事をしたり。それを見て保護者のほうも不安になり、さらに聞いてしまう……という悪循環に陥ることがあります。
自己採点をしている子の場合はなおさらです。「何点くらい?」と聞かれれば答えざるを得ませんが、その点数が合格ラインに届いているかどうか、本人が一番わかっていません。内申点との兼ね合いもありますし、記述問題の採点基準も不明です。答えようがない質問を繰り返されることで、不安がどんどん大きくなっていきます。
代わりにどう声をかけるか
まず、試験直後は点数の話を保護者からは持ち出さないことです。「お疲れさま。ゆっくり休んでね」の一言で十分。お子さんが自分から話してくれるなら聞いてあげればいいですし、何も言わないならそっとしておいてあげてください。
手応えがあった子は、自分から「たぶん大丈夫」「思ったよりできた」と言ってくることが多いです。逆に何も言わない場合は、本人なりに気持ちを整理している最中かもしれません。その時間を奪わないことが大切です。
NG声かけ②「〇〇ちゃんはどうだったの?」
なぜこの言葉が良くないのか
同じ高校を受けた友達や、同じ塾に通っていた子の結果が気になる。これは保護者として自然な感情です。
ただ、お子さんにとって「他人との比較」は、この時期もっとも触れられたくない話題のひとつです。
「〇〇ちゃんは何点だったの?」「△△くん、自信あるって言ってたらしいよ」。こうした情報は、お子さんの気持ちを揺さぶるだけで、何のプラスにもなりません。
友達のほうが点数が高いとわかれば「自分は落ちるかもしれない」と不安になりますし、友達のほうが低ければ「あの子が落ちたら気まずい」と別の心配が生まれます。どちらにしても、お子さんの心が穏やかになることはないのです。
また、保護者同士のLINEグループなどで情報交換してしまうケースもあります。「うちの子はこうだった」「あそこの家は自信あるみたい」といった話が巡り巡ってお子さんの耳に入ると、親への信頼が揺らぐこともあります。
代わりにどう声をかけるか
他人の結果には触れない。これが鉄則です。
もしお子さんのほうから「〇〇、めっちゃできたって言ってた……」と不安そうに話してきた場合は、「あなたはあなた。内申点も当日の点数も、他の人とは条件が違うんだから、比べても意味ないよ」と伝えてあげてください。
事実として、中期選抜の合否は内申点195点+学力検査200点の合計で判定されます。学力検査の点数だけで合否は決まりませんし、内申点の内訳は人それぞれです。他人の点数を聞いても、正確な比較はできません。
NG声かけ③「落ちても〇〇があるから大丈夫」
なぜこの言葉が良くないのか
「もし不合格でも、二次募集があるから」「私立の併願校もあるし、どうにかなるよ」。保護者としては、お子さんの不安を和らげたくてこう言うのだと思います。
でも、お子さんにはこの言葉が「親はもう落ちると思っている」と聞こえてしまうことがあります。
本人はまだ「受かっているかもしれない」と思いたい段階です。合格を信じていたいのに、一番近くにいる親から「落ちたときの話」をされると、一気に現実を突きつけられた気分になります。これは励ましではなく、期待を否定するメッセージとして伝わるリスクがあるのです。
もちろん、万が一の備えは大切です。ただ、それは保護者の側で静かに情報を調べておけばいいことであって、お子さんに対して「保険があるから」と言う必要はありません。
代わりにどう声をかけるか
発表までは「結果がどうであっても、あなたが頑張ったことは変わらないよ」というスタンスで接するのがベストです。
不合格だった場合の具体的な対応(二次募集の日程確認、私立への手続きなど)は、保護者同士、あるいは中学校の担任の先生と事前に確認しておけば問題ありません。お子さんに伝えるのは、結果が出てからで十分です。
この10日間、保護者にできること
ここまで「やってはいけない声かけ」を3つ挙げましたが、じゃあ何をすればいいのかというと、答えはシンプルです。
いつもどおりの生活を続けること。
特別な励ましも、過剰な気遣いも必要ありません。ごはんを作って、一緒に食べて、「おやすみ」を言う。それだけで十分です。
お子さんが不安そうにしていたら、「何かあったら言ってね」と一言だけ伝えてください。「いつでも味方だよ」というメッセージは、言葉よりも日々の態度で伝わるものです。
3月13日は卒業式です。受験の結果がどうであれ、中学3年間を一生懸命過ごしてきたお子さんを、まずは「おめでとう」「よくがんばったね」と送り出してあげてください。
まとめ
合格発表までの10日間は、受験生にとっても保護者にとっても長い時間です。不安な気持ちから、つい言葉が多くなってしまうのは仕方のないことだと思います。
ただ、この時期にお子さんが一番ほしいのは、「何も聞かずにそばにいてくれる安心感」です。結果を問い詰めるのでもなく、他人と比べるのでもなく、不合格の話を先回りするのでもなく。ただ普段どおりに接してくれることが、一番の支えになります。
3月17日まで、保護者のみなさんもどうか穏やかに過ごしてください。
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