集中力を上げる「時間」のとらえ方

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セカンドキャンパス 高見塾長の勉強法指南
集中力を上げる「時間」のとらえ方

「1日何時間勉強したら合格できますか?」というのが、受験生からよく尋ねられる質問です。
とにかく勉強時間を積み重ねようとしますし、周りの大人もまた、1分でも多く勉強させようとします。

勉強に慣れてないときには、まず時間をしっかり使おう、というのは有効です。
それによって、受験勉強を続けていくための基礎体力ができていくからです。

そして、さらに結果が出る勉強をしたいとなったら、次のステップに進むこ
とを考えます。今日はそんなお話です。

僕は中学校のときは、授業中は時間が過ぎて授業が終わるのを待ち望みながら話を聞いていました。途中で時計をチラチラと見ては「あと19分もあるのか、早く終わらねえかなあ」なんて考えていました。

今は、そうやって時間が過ぎるのを待つことはあまりありません。逆に、毎日すぐに時間がたってしまい「もうこんな時間か、早くしないと!」と追い立てられるようなことになっています。

これはこれでストレスにはなるんですが、勉強に関して言えば、ある程度机に向かうことに慣れてきたら、「学習時間=努力量」という考え方からは卒業していく必要があります。

そうすると時間が経つのが早く感じるようになりますし、できるだけ短時間で成果をあげられるように色々工夫するようになります。

実際、受験生として完成段階に近づいてくるほど、時間の足りなさを切実に感じるようになってきて、「もっと時間をかけて勉強しなきゃ!」なんてことは考えなくなってくるのです。

当塾では、各座席に時計やタイマーを置いていますが、それを「授業時間がたつのを待つために使っている」人がいたら、「設定した時間内に目標を達成できるかどうか確認するための道具」として使うことを意識するといいなと思います。

目の前のプリントを10分で終わらせる、いま覚えている単語を5分で頭に入れる、というように、自分で目標を持って時間を刻んでいくんです。

これをやるとちょっと疲れるんですが、2時間経つのは確実に早く感じるようになりますし、こなせる学習量や達成感も大きくなるはずです。「時間」に対する見方を変える、それだけの
ことで集中力にかなりの影響があります。

 

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