セカンドキャンパス 高見塾長の高校探訪
R2京都翔英西高等学校
今年の学校説明会は、できるかぎり電車やバスを使わない移動を心がけています。どうやら京都翔英高校がその集大成になりそうだな、と感じつつ、高野から自転車を漕ぎ出しました。
京阪宇治駅から目と鼻の先にある高校ですので、左京区民にとっては出町から京阪に乗ればかなり 便利に通学出来ます。なので、ここへあえて自転車でというのは初めての試みです。距離でいうと20kmもないのですが、桃山丘陵の過酷な坂道が待ち構えています。おまけにちょっと道を間違えたりしまして、 余裕をみて出発したはずがかなりギリギリの到着になってしまいまし た。
それでも片道1時間半といったところですが、まあ京阪電車のありがたさを実感した次第です。 かつては、ちょっとやんちゃなイメージの学校で、塾としても敷居が高かったのですが、いまの京都翔英はまるで違います。電車や駅、学校周辺などで翔英の制服を見かけると、ほぼ例外なく、おとなしそうな子たちです。ここ7~8年で様変わりした学校といえます。
その変化の原動力になったものの1つにあげられるのが「FAクラス」だと思われます。
不登校経験のある生徒に特化したクラスで、朝10時半から始まる4時 間授業で学校へ行くリズムを作り、慣れてきたら部活などにも参加をします。
学校に行くのがやっとだった子が仲間を得て、やがて後輩を支えるようになっていきます。吹奏楽や野球応援の様子を何度か見せてもらっていますが、学校に行けなかった子たちが1つになって活動を作り上げているのは感動的です。その取り組みを参考にすべく、公立高校の先生方が見に来られたりもするようですが、なかなか他で真似ができることではないと思います。
今年度、英語に特化したコースである「CBE系」が新設されています。 今のところ、女子3名のクラスにネイティブのALT 2 名がついて、相当に贅沢な環境になってます。今年、1期生の出足はコロナ禍でくじかれましたが、学校再開後4ヶ月ほどで、堂々としたスピーチが英語でできるまでに力をつけています。
おとなしい子が安心して勉強できる学校から、さらに自信をもてる学力を鍛え上げる学校に進化させていこうという意気込みを感じます。これは注目して見ていかねばという思いで、再び自転車にまたがり宇治から左京区への帰路につきました。
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個別指導教室セカンド・キャンパス代表
「学校ではできないことをやる」をモットーに、地域の小中高生を対象とした学習塾を運営。
平日ほぼ毎日発行される教室通信「やる気発生装置」は学校情報、受験情報、勉強の仕方等役立つ記事を多数掲載。
保護者や塾生だけでなく、塾関係者や学校関係者にも幅広く人気がある。
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