セカンドキャンパス 高見塾長の高校探訪
R3同志社女子中学・高等学校
京都御所のすぐ北側を堂々と占めている同志社大・同志社女子大の校地、その東隣にあるのが同志社女子中学校・高等学校です。京都の中心地近くにあるのが嘘のような静けさ。そして、歴史ある校舎と新築間もないピカピカの建物がうまく調和した美しい校内。荘厳かつ落ち着いた雰囲気をたたえたチャペル、市街地を一望できる屋上庭園など、魅力的なスポットがいっぱいあって、毎年訪問させていただくのを楽しみにしている学校のひとつです。残念ながらコロナ禍の影響を免れず、昨年に
続いてオンライン動画の視聴という形になりましたが、学校の最新状況をリポートさせていただこうと思います。
今年から校長に就任された中村久美子先生は、数学の教員として、この学校で長く授業をされているそうです。前任の辻村好先生と同じく、そのお話は同女の歴史をひもとくところから始まります。
同志社の創設者である新島襄とその妻八重が女子教育に注いだ情熱、その最初の形は生徒12名、教師2名の小さな私塾からスタートしたこと、同志社女学校をへて145年たった今も毎朝の礼拝を守り、キリスト教主義にもとづく良心ある女性を育てている。校長先生ご自身は同女のOGではないそうですが、「こんな学校で学べたらよかったなあ」と語る様子からは、自身の母校にも劣らぬ愛情が感じられました。
今回は、学校の様子は画面越しに推し量るほかなかったのですが、例年、説明会のときにはインタビューに答えたり、校内各所を案内していただいたり、先生方と一緒になって我々を迎えてくれる生徒さんたちの姿があります。そのほか校内にいる生徒さんたちも、すれ違うたびに笑顔で「こんにちは!」とあいさつをしてくれます。
思い思いの私服に身を包んで、楽しそうに学校生活を送る生徒さんたちからは、とても自由で、それでいて自分の考えをしっかり持った女性、という印象を受けます。やはり女子校という環境のなかで、やはり「自立」の精神が育まれていくんでしょうか。
中高一貫がメインの学校ですので、中学入試の定員240名に対して高校入試は約25名と、かなり狭き門です。また、推薦入試のみなので、学校の成績は相当上位にいる必要があります。その点は厳しいですが、それだけの魅力がある学校だということは間違いないでしょう。
個別指導教室セカンド・キャンパス代表
「学校ではできないことをやる」をモットーに、地域の小中高生を対象とした学習塾を運営。
平日ほぼ毎日発行される教室通信「やる気発生装置」は学校情報、受験情報、勉強の仕方等役立つ記事を多数掲載。
保護者や塾生だけでなく、塾関係者や学校関係者にも幅広く人気がある。
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