セカンドキャンパス 高見塾長の高校探訪
R3京都産業大学附属中学高等学校
京都産業大学は、広大なキャンパスが上賀茂の1か所に集まっていることで有名ですが、附属の中学校と高校があるのは五条大宮の交差点近くです。
すぐそばが卸売市場で、京都の食を支えるプロたちが集う独特の熱気があります。また、目と鼻の先に大学付属の有力私学がもう1つあって、しのぎを削っています。京都の中で激アツなエリアであるといっていいでしょう。私の塾のある高野周辺からはバスや電車で行くこともできますが、よほどの悪天候でもなければ自転車が一番便利、というのが僕の実感です。今年も自転車こいで、学校説明会に行って参りました。
説明会は、学校に隣接する「むすびわざ館」という大学施設が会場でした。ホテルのロビーのような格調ある建物で、1階には大学創設時に購入したというベンツが展示してあります。
僕はクルマ関係の教養があまりありませんが、相当な年代物かつ高級品であることは想像がつきます。クルマ好きな塾の先生たちがこぞってベンツを囲み、興味深そうに写真を取っておられました。(僕も写真は撮ったんですけどね)
こうした建物のゴージャスさからも垣間見えるところですが、総合大学の附属校だということは、やはり学校全体のカラーに大きな影響を与えます。母体である京都産業大学が近年難関化していることもあって、「京産大に行ける学校」として受験生が集まってくるのです。
学校側としては、内部進学希望が多いことは嬉しい一方で、国公立大や医学部などに挑戦する受験生を育てたい、という思いも当然ありますから、高校生たちの安全志向には課題を感じる部分もあるようです。
中学・高校が人気校化して合格ラインが上がり、公立高校から京産大に入るのとそう変わらない実力が必要ということになれば、内部進学が出来る附属校としてのメリットは失われて、中学校や高校そのものの魅力をいっそう提示していかなければならなくなります。
人気校・難関校へと躍進していくなかで、そこは通らねばならない岐路であるように思います。
すぐ隣にある学校の見学は今回できませんでしたが、新築10年足らずのキレイな校舎は間違いなく人気校たるポイントです。
今年度はグラウンドの総人工芝化が行われ、校舎屋上にも芝が敷かれるそうです。さらにグレードアップする充実の設備、このあたりはやはり総合大学の底力を実感するところです。
個別指導教室セカンド・キャンパス代表
「学校ではできないことをやる」をモットーに、地域の小中高生を対象とした学習塾を運営。
平日ほぼ毎日発行される教室通信「やる気発生装置」は学校情報、受験情報、勉強の仕方等役立つ記事を多数掲載。
保護者や塾生だけでなく、塾関係者や学校関係者にも幅広く人気がある。
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