セカンドキャンパス 高見塾長の高校探訪
R2東山中学校・高等学校
東山高校は、京都に2校しかない男子校のうちの1つ、高校から入れる男子校としては京都唯一です。
かつてはいっぱいあったまわりの男子校は次々に共学化していき、いまや希少な存在です。
そして、20年ほど前に比べると、学校としての位置づけも大きく変わ りました。
地元公立の滑り止めに使われたのはすでに過去の話で、難関校に足を踏み入れつつあります。
特に中学入試はもう簡単には受かりま せん。
当塾のある高野からは自転車で10分そこそこ、歩いてでも行ける距離にあります。
永観堂のふもと、近くには南禅寺や平安神宮もあって、京都でも有数の観光地でありながら、緑豊かで驚くほど落ち着いた環境です。
こんな静かな場所で、男子だけで過ごす3年間・6年間とい うのは、公立出身の僕には想像にとどまりますが、何か人格の芯になるものを作ってくれそうな気がします。
毎年、今ぐらいの時期に学校を訪問させて頂くのですが、今年はこのような状況ですので、動画を見せていただいて最新情報を知るという形になりました。
やはり学校を見に行きたかったな、と思っていた矢先、入試担当の先生が当塾にお越しくださいました。
いろいろと近況を伝えつつ、やはりコロナの話になります。「高校入試の範囲は減ったりしますか?『三平方の定理』が出ないとか」と、数学の先生であることも踏まえてお聞きすると、「安易に出題範囲を絞ったりすると、かえって受験生を困らせることになるんです。
それに「3ヶ月間学校が休みになったといっても勉強はできたのだから」、高校に入ってからのことを考えても、大人の都合でその場しのぎの範囲変更はすべきでない、ということを熱く熱く語 ってくださいました。
まだ来年度入試がこれで確定、といえる段階ではないのですが、ずっと男子校を続けている東山高校の、こだわりの姿勢 の一端を見た思いがしました。東山をめざす受験生…に限りませんが、 教科書の全範囲をじっくりと勉強するのが得策といえそうです。
※画像は過年度のものを使用しています。
学校HP:東山中学・高等学校
個別指導教室セカンド・キャンパス代表
「学校ではできないことをやる」をモットーに、地域の小中高生を対象とした学習塾を運営。
平日ほぼ毎日発行される教室通信「やる気発生装置」は学校情報、受験情報、勉強の仕方等役立つ記事を多数掲載。
保護者や塾生だけでなく、塾関係者や学校関係者にも幅広く人気がある。
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