セカンドキャンパス 高見塾長の高校探訪
R2花園中学校・高等学校
このような状況ですので、学校に出かけていっての説明会というのは なかなか開催されませんし、あっても人数制限がかかっていることもあります。
私学の先生方から直接お話が聞ける機会は例年の何倍も貴重なので、説明会の案内をいただいたら即、申込みをします。
そんなわけで、 先日、花園高校さんの説明会に行って参りました。
(校長就任2年目の、溜(たまる)先生。禅をベースにした、自らの力で生き抜く教育理念を語る様子には、確たる自信が感じられました。)
会場は学校ではなく 某ホテルでしたが、それも密にならないよう広い豪華な部屋で、さらに 少人数にするため、2回に分けて説明をされたそうです。
そこまで配慮して説明会をしていただける事、塾としてありがたい限りです。
花園中学校・高等学校は、臨済宗の総本山である妙心寺が運営母体になっています。
妙心寺は禅のお寺です。不勉強な僕は禅というと座禅くらいのイメージしか持てませんが、その本質は「自力本願」。
仏様にすがって救ってもらうとかではなく、自ら修行をして自分と周囲を見つめて考える。そのことで、まさに今の日本のような、何が正解か誰にもわからない時代を生き抜く力をつけることが「禅教育」なのだといいます。
もちろん座禅とかもやっていますが、禅の教えを学ぶための独自のテキストがあったり、自ら考えたり話し合ったりする授業に積極的に取り組んでいたり、学校生活の根底に「禅」の考えが深く根付いている学校、 と言えそうです。
円町駅の近く、京都の中でもたくさんの私学がひしめ いている激戦地区にある学校で、山城高校もすぐ近くです。すぐ近くの他校に押され気味な時期もありましたが、今ははっきり言って勢いを感じます。
僕の頭の中での私学勢力図が書き換わりつつある状況です。
禅 をベースにした学校の理念、それをもとに進めている取り組みなどを語 る先生方の中にも、揺るぎない自信が感じられました。
いま、新校舎の建築計画が着々と進んでいるのですが、その1号館に は学校の本部とともに、臨済宗の「宗務本所」が入るそうです。
これは、 全国に3400以上ある妙心寺派寺院の総本部にあたるもので、それが 学校の校舎と一体化するというのは、宗教界の事情にあまり詳しくない僕にも何かそのすごさが伝わってきます。
この学校で「禅」の理念を伝 えることに宗派の総力をあげる意気込みがあるんでしょう。ホテルでの 説明会が続いているのですが、さまざまな設備が整った新校舎が完成し たときには、見学に行くのを今から楽しみにしている次第です。
個別指導教室セカンド・キャンパス代表
「学校ではできないことをやる」をモットーに、地域の小中高生を対象とした学習塾を運営。
平日ほぼ毎日発行される教室通信「やる気発生装置」は学校情報、受験情報、勉強の仕方等役立つ記事を多数掲載。
保護者や塾生だけでなく、塾関係者や学校関係者にも幅広く人気がある。
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