セカンドキャンパス 高見塾長の高校探訪
R3京都西山高等学校
来年度から京都西山高校が共学化するという衝撃のニュースが届いたのは5月のことでした。従来あった5つのコースを全面リニューアルしてわずか2年めにして、女子校・西山は共学2コースの高校へと根底から生まれ変わることになります。昔から先生方とのお付き合いも色々とある学校だけに、どのような変化を見せるのか気になります。説明会の案内をいただいて、さっそく行って参りました。
阪急沿線で、電車に乗って便利に通える学校ではありますが、コロナ禍のこともあり、あえて自転車で出発。京都市街ゴバンの目を北東端の高野から南西端の西大路九条まで対角にひたすら移動し、久世橋というところで桂川を渡って、向日市に入ります。
つごう1時間と少し。当塾近辺から自転車で通うのはかなりの覚悟が要りそうですが、元気な男子高校生であれば挑戦してみて良いかも知れません。
今春から新たに校長に就任された森川弘仁先生。少林寺拳法の達人で、その道では世界レベルの実績をもつ方ということです。
「コロナ禍のなか学校の転換点を迎えたときに校長を拝命した者として、しっかり責任を果たしていきたい」と語る姿は、その屈強そうないでたちとも相まって、まさしく頼もしいものがありました。
一方、われわれ塾関係者にとっての窓口となる広報部長のN先生とも初顔合わせ。「いやね、僕はとても中途半端な男なんです」「体育教師の僕が、なぜ入試広報の仕事をしているのか。わかりません。すみません」と、妙に自虐的なトーンでのお話に、思わず場が和みました。
しかしその本当の姿は、学年主任や生徒指導部長を歴任するエース教員で、バスケ部を近畿大会に導いた熱血指導者でもあるとのことです。堂々と実績をアピールする校長先生に、ちょっと面白い広報部長の先生。キャラは対照的ですが、いずれも情熱と行動力は誰にも負けない、という自負を感じました。新しい校舎が建ち、コースを再編し、男子を迎えて始まる新たな西山高校の歴史、どのようなものになるのか大いに注目したいところです。
さて9月11日にオープンキャンパスを開催予定でしたが、感染拡大を受けて、急きょ動画配信による形に変更されるそうです。直接学校を知る機会を失ったことは残念なものの、気軽に情報を得られるチャンスにもなります。興味のある方はぜひ動画を見てみて下さい。
個別指導教室セカンド・キャンパス代表
「学校ではできないことをやる」をモットーに、地域の小中高生を対象とした学習塾を運営。
平日ほぼ毎日発行される教室通信「やる気発生装置」は学校情報、受験情報、勉強の仕方等役立つ記事を多数掲載。
保護者や塾生だけでなく、塾関係者や学校関係者にも幅広く人気がある。
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