セカンドキャンパス 高見塾長の高校探訪
R3京都女子中学・高等学校
東山七条の交差点近くから東に向かう道に入って、坂道をやや上ったところにあるのが京都女子中学校・高等学校です。
京都駅周辺や祇園の繁華街からそれほど離れてもいないのに、驚くほど静かで落ち着いた、歴史と自然をしみじみ感じることができる京都らしい場所です。
小学校から大学までがこの地域にあり、朝の登校時など、おおぜいの若い女性たちが坂道を上って学校に向かうため、通称「女坂」というそうです。
いやあ、本当にすばらしい場所ですね。京阪や阪急・JR・近鉄・バスなど、さまざまな交通アクセスで便利に通うことができます。
去年の説明会では登場した先生方が全員男性だったのですが、今年は中学校の説明をされたお二人の先生、どちらも女性の方でした。女子校において、女性の先生が果たす役割は共学校以上に大きなものがあると思います。
京都の女子校は来年から1校減って7校となりますが、そのうち4校の校長先生が女性です。女子の生徒さんたちにとって同性の仲間であり、細かな変化を感じ取って、遠慮なく指導できる存在として、やはり女性ならではの力があるというのを感じざるを得ません。
説明会でも、そんな女性の先生方の声に触れる機会をもてるのは良いですね。
来年度の新入生から中学校のほうで大きなコース再編がありますので、説明会でもその説明に多くの時間が割かれました。入学時に、高校内容を先取りして学び、難関大学進学をめざす「東雲(しののめ)」、英会話に力を入れる「藤華(とうか)」の両コースのいずれかに所属し、中2以降は、その中から医療系受験に特化した「顕道(けんどう)」コースが編成されるということです。
コース名も、名門女子校らしい雅な感じです。明治32年設立「顕道女学院」から学園の歴史が始まったということなので、その原点というべき「顕道」の名称には、これからの京女を背負っていく看板コースとしてのこだわりが感じられます。
こうした独自のコース名称だと、学力的な序列は一見してわかりにくくなりますし、それが1つの狙いではあるでしょう。学力層の違いだけでなく、コースを分ける以上はそれぞれに目指すものの違いや特色が出るはずで、名前だけでなく実質的にも特徴あるコースに育てていってほしいなと思います。
高校のカリキュラムも来年度から再編され、新コース設立もあります。より詳しい情報は、ぜひお気軽にKYOTO STUDYまでお聞き下さい。
個別指導教室セカンド・キャンパス代表
「学校ではできないことをやる」をモットーに、地域の小中高生を対象とした学習塾を運営。
平日ほぼ毎日発行される教室通信「やる気発生装置」は学校情報、受験情報、勉強の仕方等役立つ記事を多数掲載。
保護者や塾生だけでなく、塾関係者や学校関係者にも幅広く人気がある。
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